人が成長って１人でごそごそやっていても、なかなか進まないと思うんだよね。

身体の成長はほっておいても細胞分裂していくと思うんだけどさ。
精神的な成長って人と人がもみ合った方がより促進されていくんじゃないかと思うわけです。

昨日、夕飯の時に後輩の面倒をみるくらいなら面倒だから全部仕事は自分がやるという旦那に、後輩の面倒を見るのは自分の成長のためだからどんなに面倒くさくてもやらなきゃダメだろって話をしたんだけど…

人の面倒をみないと考え方が自分流で固まってしまって、こういう人もいるんだなとか、こんな考え方もあるんだなとか、受け入れるのがすごく大変になってしまうと思うのよ。
見限りも早くなるし。
どうせ、できないよ。って、自分の考えから相手を値踏みしちゃうのね。

そりゃ、研究室に入って2年目から(つまり後輩できてから)「後輩の成功は後輩のもの。でも、後輩の失敗は先輩の責任。」と先生から言われ、大して分かってもいないのに１つ２つしか年も違わない相手の世話をしなきゃ行けなくていっぱいいっぱいだったし、自分と同じように動いてくれないと面倒みきれないから、すんごい厳しいことを言ったりやったりしてきたのよね。

1回その型がついちゃうと、ちょっと自分がこなれてきても、つい同じ教育の仕方になっちゃうし…
それでも、なんとか研究室は回っていたし、後輩達もまあ、そこそこできるようになって卒業していったから良かったんだと思ってきたけど…

よく考えたら私が教えた子達はみんな違う方面に流れていっちゃったし(研究職に残った子はいない)卒業したら一切連絡取りたがらない子が多くてさ。


『自分が病気になるくらいだから、きっと人にも病気になる位、きつく当たってて「散々」「こりごり」という気持ちしか残らないような教え方だったのかも。なんだかんだ言って失敗じゃん…』

と、気付いたりしたわけです(´・_・｀)


夜、幼児虐待の特集がニュースでやっていて、私は子供の頃、母親にいつもムカつかれてひっぱたかれることが多かったから、虐待までいかなくても教育だと言って私も自分の子供をぶったたくようになるんだろうな…と思ったり。
叩かれた痛みで覚えるってことも確かにあるんだけど、頻度や限度ってやっぱり考えないとね。

人を成長させるって想像通りにはいかないよね。
自分自身の成長も思った通りにはできないね。

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